日帰り手術の利点
当院では、日本鼻科学会に認定された鼻科手術指導医が、すべての鼻の手術を担当しています。手術を支える看護師も、手術室やICUでの経験を持つスタッフで構成されており、麻酔科医と連携したチーム体制で、安全で安心できる手術を心がけています。
患者さまが不安なく手術を受けられるよう、スタッフ一同、丁寧で安全な手術に取り組んでいます。
また、遠方で通院が大変な場合や、全身麻酔後の状態が心配な場合には、提携病院での術後経過観察入院も可能です。ご希望の方は、お気軽にご相談ください。
社会復帰が早い
当院の鼻の日帰り手術の大きな特徴は、入院の必要がなく、短期間で日常生活に戻れることです。
- 比較的小さな手術の場合、術後1〜2日で仕事や学校に復帰できます。
- リモートワークであれば、翌日からの復帰可能な場合もあります。
- 複数箇所の手術や、年齢・体力・職種によっては、術後3〜4日程度の安静が必要なこともあります。
入院手術と比べて、日帰り手術は早く日常生活に戻れる傾向があります。
心身への負担が少なく済む
当院の日帰り手術では、全身麻酔時間や手術時間を短くし、出血も最小限に抑え、確実に止血する工夫を行っています。
手術時間は、術式によって30分〜60分、場合によっては90分ほどで終了します。
術後は、専用の回復室(個室リカバリー)で最低2時間、平均3時間ほど安静に過ごしていただきます。回復室では、ご家族と一緒にゆっくり休んでいただけます。その後、自宅へ帰宅してゆっくりお過ごしいただけます。
こうした配慮により、身体的・精神的なストレスを最小限に抑え、安心して日帰り手術を受けていただくことが可能です。
入院に必要な費用がかからない
総合病院での日帰り手術では、手術当日に帰宅できる場合でも入院扱いとなることがあります。その場合、手術費用に加えて入院基本料・部屋代・食事代などの付帯費用がかかることがあります。特に、大部屋が利用できず差額ベッド代が発生すると、費用が高額になることもあります。
一方、当院の日帰り手術では、入院費用は不要です。さらに、専用の回復室の利用にも追加費用はかかりません。そのため、結果的に経済的負担を抑えながら手術を受けていただくことができます。
事前の準備やアフターケアが最小限
総合病院での入院を伴う手術では、入院準備や家族・職場への連絡、家事や育児の引き継ぎなど、多くの時間や手間がかかります。
一方、当院の日帰り手術であれば、こうした準備やフォローは最小限で済みます。そのため、忙しい方や家庭・仕事の都合がある方にも適しています。
すぐにご自宅内で安静に過ごせる
手術後は安静が必要ですが、慣れたご自宅でご自身のペースで休めることは、日帰り手術の大きな利点です。入院中のように、他の入院患者さんや医療スタッフに気を遣う必要がなく、トイレや食事、体調管理も自分のリズムでゆっくりと行えます。
当院の日帰り全身麻酔手術
当院では、慢性副鼻腔炎・アレルギー性鼻炎・鼻中隔湾曲症、場合によっては鼻骨骨折整復固定術など、鼻の疾患に対する全身麻酔での日帰り手術を専門的に行っています。
「入院が必要なら仕事や学校を長く休まなければならない」「手術はしたいが家を留守にできない」と不安を抱えて手術を躊躇されていた方も、日帰り手術なら気軽に治療を受けていただけます。手術は、日本鼻科学会認定の鼻科手術指導医と、熟練した麻酔科専門医が連携して行います。確かな技術と経験に基づき、安全で高精度な日帰り全身麻酔手術を提供しています。
当院の全身麻酔について
全身麻酔は、手術時の痛みや不快感を取り除くだけでなく、術中の無意識な動きを抑え、安全で確実な手術を行うために欠かせない技術です。
当院では、最新の麻酔器や生体モニターを使用し、心電図、血圧、酸素飽和度、場合により脳波(BIS)、筋収縮(TOF)などで患者様の安全を常に確認しています。
麻酔前は、不安が募らないよう専用個室でご家族と待機することも可能です。使用する麻酔薬は体から抜けやすく、効果が俊敏な薬を必要最小限に抑え、麻酔後の吐き気対策も十分に行います。そのため、手術後もスムーズに自宅へ帰宅し、日常生活や社会生活へ復帰できるよう配慮しています。麻酔は日帰り手術に熟練した麻酔科医が担当いたします。
当院の日帰り全身麻酔手術の適応
安全な手術を行うため、以下に該当する方には日帰り全身麻酔手術をご案内できません。
- 中学生以下のお子様、及び65歳以上の高齢の方
- BMIが30以上の肥満のある方
- 妊娠中の方
- 手術前2ヶ月以内に禁煙できない方(術後も禁煙継続を推奨)
- 高血圧・喘息が薬剤で十分にコントロールされていない方
- 糖尿病(インスリン治療中またはHbA1cが7.0以上)の方
- 慢性腎不全(透析中)の方
- 抗血栓薬、抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を服用中の方
- 心疾患・脳血管障害(心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血など)の既往がある方
- 重度の睡眠時無呼吸症候群(CPAP治療中を含む)
- 手術当日に付き添い者(ご家族・友人・同僚など)の同伴が確保できない方
なお、上記に該当しない場合でも、医師の判断により安全性が確保できない場合は手術をお引き受けできないことがあります。
CT検査による正確な診断
当院では、最新の富士フィルム製CT装置を導入しています。副鼻腔だけでなく、頭や首、胸まで撮影できるので、全身麻酔下での手術や生物学的製剤の治療でも、安全で精密な画像診断が可能です。
副鼻腔の診断に強みがあります。
- 鼻や副鼻腔の細かい部分まで高精細画像で確認できます
- 副鼻腔炎(蓄膿症)の原因をはっきりさせることができます
- 脳や肺など、周りの大事な臓器への影響もチェックできます
副鼻腔炎の原因にはこのようなものがあります。
- 細菌感染(最も多い原因)
- カビ(真菌)感染
外科手術が必要になることがあります - 虫歯
歯科での治療が必要になる場合があります - 腫瘍(まれ)
悪性の可能性がある場合は専門医へ紹介します
CT検査を受けるメリット
- 原因を正確に特定することで 最適な治療に繋がります
- 安心して治療を受けられます
- 脳や肺など関連する臓器の確認もできます
- 手術後の経過や治療効果のチェックにも使えます
副鼻腔炎の診断では、CTで炎症の場所や広がりを正確に知ることがとても大切です。早く原因を見つけて治療することで、症状の改善や再発予防につながります。
高額療養費制度とは?
この制度は、1ヶ月間(1日〜月末)に支払った医療費の自己負担額が、所得に応じた上限額を超えた場合に、その超過分が後日払い戻される仕組みとなっています。上限額は年齢や収入状況によって異なります。
事前に医療費が高額になることが分かっている場合には、「限度額適用認定証」の申請をお勧めしています。この認定証を手術当日にご提示いただければ、窓口でのお支払いは自己負担限度額のみとなり、それを超える金額を一時的に立て替える必要はありません。手術の予定が決まった際には、限度額の目安や、制度利用に必要な申請方法についても当院より詳しくご説明いたします。
※料金については、今後変更になる可能性がございます。
限度額適用認定証
限度額適用認定証は、手術前に申請可能です。手術当日に窓口に提出していただくと、お支払いは限度額のみとなり、それを超える金額を一時的に立て替える必要はありません。
手術前に限度額を超過すると分かった場合、こちらの申請をお勧めします。
高額療養費制度
もし認定証を取得していないまま手術を受けた場合でも、後日、高額療養費制度の申請を行えば、限度額を超えた分の払い戻しを受けることができます。
この場合、一旦は医療費全額をご自身でお支払いいただくことになりますが、制度を利用することで最終的な負担額は軽減されますのでご安心ください。
自己負担額
70歳未満の方
| 所得区分 | 自己負担限度額 |
|---|---|
| 区分ア(標準報酬が月額83万円以上の場合)※ | 252,600円+(医療費-842,000円)×1% |
| 区分イ(標準報酬が月額53万~79万円の場合)※ | 167,400円+(医療費-558,000円)×1% |
| 区分ウ(標準報酬が月額28万~50万円の場合) | 80,100円+(医療費-267,000円)×1% |
| 区分エ(標準報酬が月額26万円以下の場合) | 57,600円 |
| 区分オ(被保険者が、市区町村民税の非課税者である場合など)※ | 35,400円 |
※住民税が非課税であっても、収入状況により「区分ア」や「区分イ」に該当する場合があります。